Xの続き。HIDEの話。
名前を出すだけで少し涙が出てきます。
HIDEは1964年生まれで、YOSHIKI・TOSHIよりひとつ年上のお兄さん。
TOSHIはともかく若い頃のYOSHIKIは、あの激しいドラムスタイル同様、性格もきつく、バンド内外での衝突が絶えませんでした。
そんな時、影に日向に支え続けたのがHIDEだったそうです。
バンド分裂の危機も何度もあったようですが、HIDEがうまくまとめてくれたおかげで継続できた、というのはYOSHIKI自身の言葉。
音楽面での貢献は言わずもがな。
X加入前、HIDEはサーベルタイガーという自身のバンドを持っていましたが、いろいろあって解散。
音楽はやめて美容師になろうとしていたところ、HIDEスカウトを諦めきれないYOSHIKIがXのリハーサルを見学してほしいと頼みます。
そのリハーサルを無言で見ていたHIDEが、X加入を申し出た時メンバーは狂喜乱舞したそうです。
それくらいHIDEのギターは求められていたのですね(^^)
ちなみにXの特徴でもあるあのビジュアルも、美容師免許を持っていたHIDEが作り上げたものと言われています。
そして1998年5月急逝。
私はその時、親と旅行に行っていて、ホテルのロビーにあったスポーツ新聞でこのニュースを知りました。
朝食会場に向かう途中、「hide自殺」の見出しが目に飛び込んで来て、朝食もそっちのけで記事を食い入るように読みました。
泣きはしなかったものの体は震えていましたね。
それくらいショックな出来事だったことを覚えています。
最後にXから一曲選ぶなら…。
難しいけど「Silent Jealousy」かな。
美しく静かなピアノイントロから始まり、YOSHIKIの激しいドラミング、Xの代名詞でもあるツインギター。
Xのすべてが詰まっている曲だと思います。
キリがないのでXはここまで!