大切なことはすべて音楽とゲームとマンガから教わった

ひきこもり系三大趣味について心に浮かぶことを書き留める

タッチ

言わずと知れたあだち充さんの代表作。

あだちさんのマンガ、なぜか集めてしまうんですよねえ。

ぱっと思いつく限りでも、ナイン、みゆき、ラフ、タッチ、H2、いつも美空クロスゲーム、MIX etc.まだあるかも。

あだち作品は、週刊誌連載ならではの日常感が溢れ出す雰囲気がいいんでしょうね。

毎回劇的なストーリー展開はないんだけれども、くすっと笑ってしまう小ネタや一緒に現実生活を送りたいと思わせるキャラ達。

たっちゃんやかっちゃん、何より南ちゃんと高校生活を過ごしたかったよw


で、タッチです。

小学校4-5年頃かなあ。

両親が全巻買ってくれて、家族全員で熱心に読んでました。


メインストーリーは有名すぎるので割愛してw、小学生にはやや消化が難しかった初版単行本26巻(最終巻)を考えてみる。

25巻のラストで和也の思いをすべて受け継いだ達也が、渾身のストレートで新田君を空振り三振に仕留め、甲子園出場決定!

ここで終われば単純明快、小学生もスッキリ!だったんでしょうが、話はそこで終わらず26巻に突入します。


26巻は一冊丸ごと「恋愛巻」なんです。

甲子園一回戦が始まるまでの様子を淡々と描く中、ライバルっぽいキャラもたくさん出てくるのに、甲子園の対戦はまったく描かれず。

達也は開会式を欠席し新キャラのアイドル歌手とデート、南は新体操のインターハイから逃げ出そうとする。

このあたりは揺れ動く高校生の心の動きを描いていたんですね(大人になってから気づきました)。

そんなこんなが重なり合って、最後にあの名セリフ「上杉達也浅倉南を愛しています。世界中の誰よりも。」に繋がります。

う~ん、難しい!

でも26巻がなかったら何度も読み返し考察する作品にはならなかった気がしますね。


なお、小学生だった私が一番憧れたのは、上杉家と浅倉家が共同出資で建てた「勉強部屋」。

ここで達也、和也、南の3人がいろいろ楽しそうなやり取りをするのです。

う~ん、大人(^^)

あの家は今でも私の夢で、ああいう離れの家を建てて、三大趣味を心ゆくまで堪能できる空間を作りたいなあと日々妄想しています。

完成したら遊びに来てくださいね!