大切なことはすべて音楽とゲームとマンガから教わった

ひきこもり系三大趣味について心に浮かぶことを書き留める

転生したらスライムだった件

通称転スラ。

第1期アニメは2018年放送。今年の4月から第3期が放送開始となった人気シリーズです。

原作は2014年から刊行されているライトノベルで、いわゆる異世界転生モノの走り。

タイトルくらいは聞いたことある方も多いと思います。

私も3-4年前に一度見始めたのですが、その時はピンと来ず途中で見るのをやめてしまいました。

しかし本作は今のアニメブームの原点的な位置付けにある作品です。

あれから100作品は視聴してさすがに一周回ったので改めて見てみようと思いました。

そしたら良かった。これはある程度ファンタジーやアニメに慣れてから見るべき作品ですね。


最初の5-6話を乗り越えられるかがポイントです。

異世界転生モノはかなりオタク臭が強いので、特に冒頭の登場人物が出揃ってくるあたりは慣れてないと「何が面白いんだろう」と思ってしまい、そこで見るのをやめてしまうのです(初期の私のようにw)。

しかし本作は間違いなく尻上がりに面白くなる作品です。

冒頭を乗り越えられると魅力的なキャラクターがそれぞれ活躍していくので、自然と"推しキャラ"ができ思い入れも深まっていきます。

きっかけになるのは6話で登場するシズさんあたりからじゃないかな。かなりキーになるキャラで私も好きです。


本作は主人公のリムルがチート級に強く、「どうせ無双系や俺TUEEE系なんでしょ」と、これまた食わず嫌いで敬遠される方も多いです。

確かにリムルは強くてそこが爽快という面もあるのですが、どちらかというと味方となる仲間達をリムルがうまく使いこなしている印象が強いです。

で、その仲間達も十分に強い。戦闘だけでなく頭脳や建築、隠密等に優れたキャラもいて、それぞれの分野で力を発揮しリムルを盛り立てます。

多くのキャラが登場するのにそれほど混乱することなく見られるのは、それぞれのキャラ付けがしっかりしているからだと思われます。

このあたり三国志水滸伝に出てくる武将や豪傑に近いものを感じました。リムルが劉備玄徳で、一芸に秀でた部下達をうまく活用していくという構図ですね。


ストーリーは意外にも人情話が多いです。

特に第1期はリムルの前に次々とキャラクターが現れ、それを仲間にしながら国を拡大させていくというのがベース展開。

後に仲間となる者たちも様々な問題や事情、過去を抱えており、最初は敵としてリムルの前に現れることも多いです。

それをリムルの強さや機転、懐の大きさですべて引き受け解決してやることで心服し仲間となっていく。

大体2-3話でひとつの物語が完結していくのですが、その群像劇的な描き方が上手く、それぞれの話でほろっとさせられるので継続して見ていけるのだと思います。


ということでキャラの魅力を中心に語ってきましたが、それを証明するかのように本作はフィギュアも多数発売されていますよね。

基本女の子は皆可愛いですしね(^^)

ある程度ファンタジーに慣れたらぜひどうぞ。