マンガの記事が少ないっ!てことで何か書いてみよう。
私は少年マンガも少女マンガもどちらも好きですが、今回は日本を代表する少女マンガ家矢沢あいさんの「Paradise Kiss」を。
なぜこれ⁉︎
NANAは?天ない(天使なんかじゃない)は?という声が聞こえてきそうですが、、。
もちろんそれも好きだけど、なぜかパラキスは泣いてしまうんですよね。
たぶん若者が何かにひたむきになって取り組む空気が一番伝わって来るのがこれだからなんだろうな~って思います。
以下、少しネタバレありなので、気になる方はここまでで(^^)
パラキスの舞台は服飾の専門学校。
学校の勉強はまったくできないけど、服作りに対する情熱は誰にも負けない登場人物達。
彼らが県内一の秀才学校に通う早坂紫(ゆかり)に、学祭のモデルを依頼するところから物語は始まります。
最初は学力のない彼らをバカにする紫ですが、次第に芯のある彼らの生き方に憧れを抱くようになり、ショーの成功を目指して共に努力していくというストーリーです。
このマンガの最大の山場(と個人的に思っているの)は、やはり皆が作り上げたドレスを着て紫がランウェイを歩き切るところ。
勉強だけが拠り所で自分には他に取り柄がないと思ってきた紫が、最後には皆の思いを胸に一歩ずつ歩みを進める場面は、何回読んでもドキドキしてしまいます。
そして見事歩き切った後に想い人ジョージからかけられる「ありがとう。最高の気分だ」という言葉。
普段は皮肉屋で絶対に人を褒めたりしないジョージから溢れた素直な言葉が、それまでの悩みや葛藤をすべて溶かしてくれるようです。
その後オチやもう一山あるのですが、私的にはここが到達点かな~と思うので割愛(^^)
パラキスは2011年に映画化されています。
ネットの評価は「ミスキャストだ!」とか「原作とストーリーが違う!」とか散々な感じですが、私はそんなに悪くはなかったかな~と。
雰囲気は十分に再現されてますし。
そもそもあのジョージのキャラを再現できる人なんていないんじゃないかなw
原作とは異なるものとして見るのがおすすめです。
最後に原作者の矢沢あいさん。
体調不良とのことでNANAも長期休載状態ですよね…。
再開を心待ちにしていますがもう難しいのかな~。