大切なことはすべて音楽とゲームとマンガから教わった

ひきこもり系三大趣味について心に浮かぶことを書き留める

PSYCHO-PASS(サイコパス)

2012年、第1期放送。

フジテレビ「ノイタミナ」枠。

監督の本広克行さんてどこかで見た名前だな〜と思ってたら、「踊る大捜査線」の監督さんなんですね。

刑事物といえばっ!という感じで妙に納得してしまいました。

第1期22話見終わったので書いてみようと思いますが、この作品、第2期→劇場版→第3期まで展開されているので見続けるほどに感想が変わっていく予感がします(SAOのように…)。

なのでとりあえず現時点でのということで(^^;)


設定は今から100年後の世界。

「シビュラシステム」というシステムがすべての人間の行動を数値化し、管理する社会。

治安についても、シビュラシステムが個々の人間ごとに「犯罪係数」を計測しており、一定以上の値になった人間は「潜在犯」として社会から隔離することで犯罪を未然に防止する仕組みになっています。

主人公の常守朱(つねもりあかね)は、そのような社会でもどうしてもゼロにはならない犯罪者を取り締まる公安局刑事課の「監視官」。

実際に犯罪者を追い詰めるのは、潜在犯の中からシビュラシステムによって選ばれた「執行官」と呼ばれる人達で、それを管理・統率するのが監視官という構図です。


と、ここまで読んでお気づきの通り、この作品の特徴は「近未来SF」、「警察もの」、「群像劇」の3つとなります(出典:Wikipedia)。

まずはやはりその社会設定がベタではありながら考えさせられるものがありますよね。

職業も含めて人生のほぼすべてをシビュラシステムにより決定される世界。

印象的な市民のセリフに「大昔は自分で職業を決めて、人生に自分で責任を負わなきゃならなかったんだって。そんなの怖すぎてできないよね。」というのがありました。

もはや基本的人権すらない世界で、それで人間は幸せなのか?!と我々は思うのですが、生まれた時から当たり前のシステムなのであれば、それに則って生きることが幸せを感じる一番の近道なんだろうなと思います。

だって例えば平安時代の女性は、どれだけ身分の高い殿方に嫁ぐかが人生で最も重要な要素だったわけで…。

今じゃ信じられないよね…っていうのがさっきのセリフと同じということになります。


「警察もの」としては、公安局が使用している武器「ドミネーター」が特筆すべきもの。

要は拳銃なんですが、銃口を犯罪者に向けると犯罪係数を計測し、危険度に応じて自動的に銃が変形します。

係数がそれほど高くなければ麻酔銃のように気絶させる程度、めちゃくちゃ高い重大犯罪者になると即その場で射殺できてしまうほどの破壊力を持った銃に…。

その変形シーンがカッコよくて、実際にそのモデルガンが売られてたりします(10万円とかしますがw)。

警察官はドミネーターの判定に従って引き金を引くだけ。

極論するとその場で死刑執行までできてしまい、おいおい裁判制度はどうなったんだよ!とツッコミたくなりますが、シビュラシステムとはそういう社会です…。

ちなみにこのドミネーター、当然AIで喋るんですが、その声は日高のり子さんがやっています。

古くは浅倉南(タッチ)の声の方として有名でしたが、最近は車のETCとか家電のアナウンスとかデジタルな音声は大体日高さんがやっているそうです。

デジタル社会でも心地よい声ということなんでしょうね(^^)


既に超長いww

「群像劇」としてお気に入りキャラに触れたいところですが割愛して短めに。

公安局の情報分析官、唐之杜志恩(からのもり しおん)さん(名前が厨二的w)。

金髪、ナイスバディの妖艶な美女で、会話も常に扇情的というか適当なのですが、情報を操らせたらピカイチ。

いざ仕事となると、常に的確な情報で朱たちをサポートしてくれます。

さらに医師免許まで持っているそうで、才女って感じでいいですね!

あと、朱はスタートはとにかく頼りない監視官なのですが、徐々に成長していくという王道パターン。

第2部の1話だけ見ましたが、既に風格すら漂うほど有能な監視官に成長していましたw

これもあるあるですけどね(^^)


刑事物なためどうしてもグロテスクな描写は出てきてしまうので、苦手な方はスルー推奨。

でもこれだけ長くシリーズが続いているということで、ファンが多いのも事実。

その理由も分かる。キャラが魅力的なので自然と推しが発生するんですよね。

評価がどう変わっていくかも楽しみに見ていきたいと思います。