大切なことはすべて音楽とゲームとマンガから教わった

ひきこもり系三大趣味について心に浮かぶことを書き留める

攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX

念願の…ですね。

おすすめランキングでトップになることもあるアニメで長らく見たいと思ってきましたが、サブスクへの解放がなく見る機会がありませんでした。

しかしここに来て、最新劇場版の公開決定を記念して、昨年9月よりサブスク配信がスタート。

この機は逃せない!ということで、早速テレビアニメ第一弾となる「STAND ALONE COMPLEX」26話を見ました。


本作は2002年の放映ですので、実に20年前の作品になります。

にも関わらず、見終わった時の第一印象は「まったく古くなってないな」というものでした。

もちろん作画や効果美術等は今とは比べるべくもありませんが、扱っているテーマ(AI、アンドロイド、未来社会における道徳・犯罪・警察等)を見ると、今でも同じようなプロットで新作アニメが作られています。

つまり当時としては本当に斬新な切り口、かつ先見性を持った作品であり、時代がようやくこのアニメに追いついてきたとも言えると思います。


本作の雰囲気を一言で表すなら「ハードボイルド」。

主人公の草薙素子(くさなぎもとこ)を始めとする「公安9課」のメンバーは、アウトローながらそれぞれが比類ない特殊技術を持つプロフェッショナル集団です。

全体構成として、一話完結の回と「笑い男事件」という全編を貫く話が交互に展開されていくのですが、特に一話完結の方が各メンバーの生い立ちや背景を深く掘り下げるものになっていてカッコいい。

最先端の技術と有能集団というスタイリッシュな設定なのに、話は人情物で心に迫るという、この絶妙な対比が素敵ですね。


そして公安9課をまとめるのが、課長の荒巻大輔(あらまきだいすけ)。

初めてビジュアルを見た人の大半は「変な髪型だなw」と思うであろうおじさんなのですが、この人が有能オブ有能。

様々な思惑が渦巻く官僚組織の中で、その政治的手腕と人脈を駆使して、公安9課の正義を貫くため立ち回ります。

草薙達が犯罪捜査に専念できるのも、荒巻さんの根回しのおかげ。すごいおじさんです(^^)


もう一人(一台?)フォーカスするなら、「タチコマ」は外せません!

タチコマは、公安9課に複数配属されているAIロボットなのですが、見た目は昆虫?、子供のような性格設定なので、マスコットキャラクターのような可愛さがあります。

そんな癒しの存在が、戦闘時には自己犠牲を厭わず(というかそういう感情がない)、ストーリー上でも人情物に拍車をかける役回りをするのですから、もう最後の方は情が移って「タチコマー!」と叫んじゃいますねw


ということで、ストーリーもさることながら、その世界観、キャラの魅力が際立つ作品であり、コアなファンが存在するのも頷けるものでした。

サブスクももしかしたら期間限定で、またクローズするかもしれませんので、見るなら今ですよ!w

私も今見てるアニメを早くクリアして、2ndシーズンに進みたいと思います。