今回はまた古い話。
先日同年代の親戚A君と話していた時、「ロードス島戦記」の話になりました。
懐かしい…。
1988年、第1巻刊行。
今で言うライトノベルの草分け的存在で、その手の小説を刊行していた角川スニーカー文庫の名を世に知らしめた作品です。
アニメ化、ゲーム化もされ、これも今のメディアミックスの走りですね。
エルフやドワーフ等の妖精、ゴブリンやガーゴイル等のモンスター、魔女、古代呪文、邪教、大陸を巡る王国同士の対立etc.
いわゆる中世ファンタジーの要素をこれでもかってくらい詰め込んだ作品。
というか、この小説が日本におけるファンタジーの概念を確立、定着させたと言ってもいいかもしれません。
私自身もこの小説からかなりの知識を吸収しました。
見所はいろいろありますが、まず当時の少年的に外せないのは紅一点のエルフ、ディードリットの魅力。
主人公パーンの恋人として、時に暴走するパーンを優しく包み込んでくれる大人の女性です。
当時読んでた少年達は、絶対一度はこんな恋人が欲しい…と憧れたはずw
それから、物語序盤はパーン達の敵として登場する灰色の魔女カーラ。
実は悲しい運命を背負った女性です。
随分古い記憶なので最後カーラがどうなったのか忘れたけど(読み直そうかな)、当時は同情的に読んでた記憶がありますね。
ロードス島戦記は、作者の水野良さんが仲間達と一緒にプレイしていた「テーブルトークRPG(T-RPG)」を原案として書かれたものです。
T-RPGは、それぞれが与えられた役柄(戦士や魔法使い)になりきり、ゲームマスターの進行に従いながら、人間同士の会話で物語を進める「対話型のロールプレイングゲーム」です。
最近流行りの「人狼ゲーム」も大きく括ればT-RPGのような気がしますが、それにもっと物語性や細かいルールが加わった感じかな。
高校時代にこのT-RPGにハマっている友人がいて一度やってみたことがあるのですが、若かったからか今ひとつ役柄に入り込めず不完全燃焼だった覚えがw
元気かな~彼。
あの時saveしたデータ、今でもcontinueできるかな…?
思わず長くなった(^^;)
最後にA君からは、これまた当時を代表するファンタジー小説「アルスラーン戦記」をお勧めいただきました。
年末年始のお休みを利用して、まずは小説から入ろうと思います。