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金田一少年の事件簿〜個人的3選〜

4月24日から日本テレビ系列で金田一少年の事件簿の新作ドラマが放送されています。

五代目となる金田一君役になにわ男子の道枝駿佑さん、美雪役に上白石萌歌さん、剣持警部役に沢村一樹さんということでニュースでも話題になっていました。

ドラマ化第一弾は1995年ですから、実に足かけ25年以上やっているわけですね。

金田一君役にはジャニーズのタレントが起用されることでも有名ですが、初代の堂本剛さんの印象があまりにも強く、いまだにランキングでは堂本さんが安定の1位となることが多いです。


さて本題は原作漫画です。

天樹征丸原案、金成陽三郎原作、さとうふみや作画により1992年から週刊少年マガジンで連載。

それまでの少年漫画誌には見られなかった本格的なミステリーということで、連載当時からかなりの人気作品となっていました。

私も高校生の頃から単行本を集め始め、第1期とCaseシリーズ、明智警視の外伝物や短編集等で50冊くらいは所有しています。

先日、大人になった金田一君を描いた「金田一37歳の事件簿」がネットで無料公開されていたので読んだところ、やっぱり面白かったですね。

どんな状況でも必ず殺人は起こるわけですがw、それも安定の展開ということで…。


作品の凄さはあらゆるところで語られているので割愛するとして、ここでは個人的に思い出に残っている話3選をご紹介しようと思います。


①飛騨からくり屋敷殺人事件

第1期単行本11-12巻に収録。

岐阜県奥飛騨の旧家で起こる連続殺人。

これは密室殺人のトリックが見事で高校生ながらなるほどな〜と思った記憶があります。

ヒントは「日本家屋」。おっとこれ以上はw


②黒死蝶殺人事件

第1期単行本22-23巻に収録。

蝶をモチーフにした連続殺人。

推理小説を読む時って必ず自分でも犯人はこの人かなと推理すると思うのですが(そして大体は外れるのですがw)、これは私の推理人生で唯一犯人が当たった話だったので思い出に残っています。

ヒントは「犯人の持ち物」。おっとこれ以上はw


③雪影村殺人事件

Caseシリーズ4に収録。

東北の小さな村の幼なじみの間で起こる連続殺人。

これはストーリーがとても良く、当時もよく泣きそうになってたのでチョイス。

同級生の悲しいすれ違いに「春の雪」という情緒的な風景がマッチして、ラストは静謐な空気に包まれます。


推理小説において犯人の動機は物悲しいものが多いですが、金田一君も特に親子や恋人の情によるものが多く、つい犯人にも同情して最後は泣きそうになってしまうんですよね。

練られた謎解きと感動するストーリーを兼ね備えていることが、金田一君の人気を支えているのだと思います。