大切なことはすべて音楽とゲームとマンガから教わった

ひきこもり系三大趣味について心に浮かぶことを書き留める

デュラララ‼︎

第1期24話を見ました。

原作は2004年から刊行された成田良悟さんの小説。

アニメ化は2010年からで、トップ10に入ることは少ないですが、トップ30くらいだと安定的にランクインしてくる人気作です。

監督は大森貴弘さんで、バッカーノ!夏目友人帳を手がけた方。

キャラクターデザインが岸田隆宏さんで、まどマギやハイキューのキャラデザもやっています(そして今、ハイキュー見始めてます(^^)。


舞台は池袋。

「黄巾族」、「ダラーズ」、「ブルースクウェア」等のカラーギャングと呼ばれる集団を物語の中心に据え、それを取り巻く様々な登場人物達の葛藤を描く物語。

私は田舎に住んでて知らなかったのですが、カラーギャングというのは実際に存在した集団だったのですね。

チームカラーを統一したバンダナやスカーフを身に付けることが特徴で、2000年代前半、池袋に多数存在したそうです。

本作はこれをモチーフに書かれたと思われますが、実在のカラーギャングは2010年代後半には衰退。代わりにアニメ化によって池袋は本作の聖地となりました。

実在の風景がアニメに多数取り入れられたことにより、現地の写真を撮ってアップする聖地巡礼が加速。

タイアップ企画も頻繁に行われ、登場人物の立て看板や作品内アイテムの展示等、リアルでも楽しめるものが目白押しだったとか。

くそ〜、まだ沼にハマる前だったから全然知らなかったぜw


非常に登場人物が多くかつそれぞれのクセもかなり強いため、特に前半は群像劇という言葉がぴったりです。

池袋最強と呼ばれ自動販売機や交通標識を武器に使う平和島静雄(へいわじましずお)、静雄の永遠のライバルで新宿を拠点に暗躍する折原臨也(おりはらいざや)、人類無関心の変質的闇医者 岸谷神羅(きしたにしんら)など、枚挙にいとまがありません。

中盤から普通の高校生活を送る竜ヶ峰帝人(りゅうがみねみかど)、紀田正臣(きだまさおみ)、園原杏里(そのはらあんり)の仲良し三人組を巡る物語に移行していきますが、群像劇→メインストーリーという私の考える飽きさせない作りを踏襲していますね。

一応の主人公は、首なしライダーと呼ばれるセルティ・ストゥルルソン。

ファンタジー世界にはよく出てくる首なしの妖精デュラハンで、失くした首を探して日本に渡ってきたという設定。性別は女性。

池袋では黒のライダースーツに身を包みオートバイを疾走させていたり、化け物のような容姿とは裏腹の生真面目でシャイな性格だったりと、セルティだけでも十分魅力的です。


個人的な推しは、ダラーズの一員である遊馬崎ウォーカー(ゆまさきうぉーかー)と狩沢絵理華(かりさわえりか)の男女二人組。

いずれも極度の2次元おたくで、ラノベやアニメをこよなく愛する相方です。

普段はチャラチャラと萌えトークを展開しているだけですが、いざ事件となると思わぬ能力を発揮したりシリアスな一面を見せたりとまさにギャップ萌えします(^^)

二人の将来はどうなるんだろうな〜。まあ今が楽しそうだからいっかw


そして声優が豪華!

2000年代を支えた沢城みゆき福山潤神谷浩史宮野真守らが主役級を張りつつ、2010年代を支えることになる梶裕貴花澤香菜下野紘戸松遥らが脇を固めるという超豪華な顔ぶれ。

今このメンバーが揃ったらそれこそ声優界のオールスターって感じになり、それだけで一番組作れちゃいそうです。

今をときめく梶さんが上記の遊馬崎役ですからね〜。

制作年が2010年というのもこれを可能にしたタイミングでしたね。


リアルタイムで聖地を感じながら見たかったな〜。

池袋に愛着のある方はぜひ。