見たいと思っていながら先延ばしにしていたアニメのひとつ。
私の上を行く尊敬すべきアニメおたくの方から紹介いただいたのをきっかけに、ようやく足を踏み出すことができました。
やはりこういう方は、自分の背中を押してくれ、モチベーションを高めてくれる存在であり、ホントに貴重ですね〜。
ノイタミナ初のオリジナルストーリーかつ初の映画化作品。
テレビオリジナル11話を見終わった時、えっこれで終わり??と思ってしまいましたが、ネットの解説を少し読んで映画も見始めたら理解が進み、どんどん面白くなっていきました。
なので、この作品は絶対に映画(劇場版Ⅰ,Ⅱ)もセットで見るべきだと思います。
まあそれでも、視聴者に考えさせる系の雰囲気はあるので、最後は想像しなければならない部分も残るんですけどね。
そういうところも楽しめるかどうかで少し評価も分かれるかもしれません。
主人公の滝沢朗(たきざわあきら)君は、ある人物から100億円の電子マネーが入った携帯電話を渡され、「これでこの国を救ってほしい」との依頼を受けます。
同じ依頼を受けた人物が滝沢君を含めて12人いて、これらの人達を「セレソン」と呼びます。
国を救う方法はそれぞれのセレソンに任されているのですが、滝沢君を含めたセレソン達が、どのようなアプローチでこの国を救おうとしているのかというのが、メインストーリーのポイントです(あまり多くを書くのはやめときます。ぜひ本編で!)。
さて、メインストーリーとは別の視点として、本作は群像劇的要素も兼ね備えており、登場人物のキャラが立っている点も見所です。
その中から何人かピックアップ。
主人公の滝沢君はとにかく「カッコいい」です。
自分の信念を貫き通す正義感、誰に対しても公平に接する態度、過酷な運命にも毅然と立ち向かう行動力。まさにヒーローですね。
そして何より女性に対する態度が憎いほどにスマート!w
ヒロインの森美 咲(もりみ さき)ちゃんだけでなく、どの女性に対しても優しく、気が利き、楽しませる演出を忘れない。
実際、滝沢君のような彼氏がほしいという女性ファンも多いみたいですね(^^)
咲ちゃんについては、何と言っても声優の早見沙織さんの声が癒しです。
最近では鬼滅の刃の胡蝶しのぶさんと言えば想像できる方も多いでしょうか。
ずっと聞いていたい…w
それから、咲ちゃんが所属する大学内サークル「東のエデン」のメンバー達。
その中でも、「パンツ」と呼ばれる板津豊(いたづゆたか)君と「みっちょん」と呼ばれる葛原みくる(かつはらみくる)ちゃんの2人はお気に入り。
2人とも社会とうまく関われない性格なのに、比類ないプログラミング技術を持っており極めて優秀です。
本作のテーマのひとつに「ニートが世界を救う」というのがあり、それを体現する2人なのですが、現実でもこういう人達が活躍する社会になるといいなと思います。
自分は100億円でこの国を救えと言われたら何をするだろう?
そんなことを考えながら見続けたアニメでした(思いつかんかったけどw)。
高校や大学の頃に見てたらもっと胸熱だったんだろうなあ。
これから広大な世界に踏み出していく学生の方には特におすすめです!