大切なことはすべて音楽とゲームとマンガから教わった

ひきこもり系三大趣味について心に浮かぶことを書き留める

表参道高校合唱部

2度目の視聴なんですが、毎回泣いてしまうw良いドラマです。

廃部寸前の合唱部に転校してきた主人公が、合唱を通して少しずつ部員を増やし立て直して行く物語。

よくあるといえばそれまでですが、友人、親子、夫婦、恋人等の人間関係と合唱との絡ませ方が秀逸で、毎回クライマックスの合唱シーンでは涙で一緒に歌えない…w

「誰にでも歌う資格はある」。

ホントそうですよね。良い言葉だ。


このドラマ、毎回登場人物の誰かにスポットを当て、その人が抱えている問題を掘り下げ解決しながら回が進んでいきます。

そしてそれとは別に、物語全体を貫く大きなテーマが少しずつ進み、最後の2-3回でそれを回収して終わるという構成。

私はまさにこれが、連続ドラマやアニメを飽きずに最後まで見られる作りなんだと思っています。


「大きな謎」的な大テーマが毎回少しずつ解明されていくだけだと、「なんか今週もほとんど進まなかったね」という印象になりがち。

しかも引っ張り過ぎ効果により期待値のハードルが上がり、最終回で本当に驚きの大どんでん返しがない限り満足感を得られないことになります。

一方で個別テーマだけで構成されると、短編集的な感じになり、「連続ドラマじゃなくてもよくね?」となる。

この2つをうまい配分でミックスして構成するのがポイントなんだと思います。


もひとつ別の見所がいじめっ子の存在。

本作ではいじめっ子的生徒が3人出てくるのですが、そのいじめ方、雰囲気が結構お気に入り。なんて言うか「典型的」なんですよね。

いじめっ子が出てくると普通は嫌な気分になるものですが、このドラマに限っては3人が出てくるとちょっとワクワクする自分がいましたw

そういう意味では名演…なのかな??


放送時の視聴率は高くなかったようですが、出演者は有名な人が多いみたいですし(私は俳優や女優の名前を覚えられないので詳しくはよく分からずw)、隠れた名作だと思います。

音楽好きなら間違いなくオススメの一本ですね(^^)

ぜひどうぞ。