大切なことはすべて音楽とゲームとマンガから教わった

ひきこもり系三大趣味について心に浮かぶことを書き留める

アオハライド

異世界とかファンタジーとかいかにもアニメ的な作品が続いたので、無性にど真ん中の恋愛アニメが見たくなりこれを選択しました。

狙い通り最高でしたね!

爽やかな青春、王道すぎるキュンキュン展開、永遠のテーマである"男女の友情"…くうぅ、やっぱり高校は共学じゃないと!w


本作の最も素晴らしいところは、キュンキュン展開が突き抜けているところです。

例えばということでいくつか挙げてみると、

・雨が降ってきたので軒下に駆け込んだら相手の男の子が!「どうも…」みたいな感じでおじぎしてそのまま話せず雨があがるまで二人無言で待つ!

・合宿に行って朝方目が覚めたので散歩に出たら相手の男の子が!そのまま二人で朝日が出るまで待つんだけどちょっと寒い…そこで男の子が自分のフードを女の子の頭からかけて「これ使いなよ」!

・具合が悪そうな女の子に男の子が水を買ってくる。女の子が一口飲むと男の子が間髪入れず手を出して「それ俺も」…ってそれって!!

もう挙げ出したらキリがない!

普通なら「ベタだな〜」とか「そんなの現実には有り得ないだろ」とか言ってしまうところですが(実際言うことも多数でしたがw)、その振り切りはもはや潔いレベルで清々しさすら感じました。

信念を持ったキュンキュン展開、素晴らしい。


個人的な感覚で申し訳ないのですが、私はこういう恋愛モノは、友達も含めて序盤のまだ「好きなの?どうなの?」という初々しい段階が好きです。

終盤になるとどうしてもメインの男女1対1の関係がフォーカスされ、友達もフェードアウトしていってしまうので、どうしてもテーマが浅くなってしまう。

本作もそうなりかけたのですが、少なくともアニメの最後はそれだけでは終わらなかった。

もし原作を先に読んでいたら、「えっ、ここで終わり?」となってしまいそうですが、私は原作を読まずに見たことでむしろとても良い終わり方だなと感じました。


アニメ制作会社は、攻殻機動隊PSYCHO-PASSハイキュー!!等を手がけたProduction I.Gで、絵がとても綺麗です。

特に水彩画ちっくな背景が特筆で、エンディングの一コマをスマホの待受にしてしまいました(^^)

また主題歌も良い。オープニングはCHiCO with HoneyWorksの「世界は恋に落ちている」で曲はもちろん知っていましたが、このアニメの主題歌だったことは初めて知りました。

エンディングはフジファブリックの「ブルー」で、こちらもとても良い曲です。


さあ次は恋愛モノシリーズ第二弾。「orange」に取り掛かるぞ〜。