大切なことはすべて音楽とゲームとマンガから教わった

ひきこもり系三大趣味について心に浮かぶことを書き留める

推しの子

アニメはめちゃくちゃ話題になってるし、主題歌の「アイドル」は世界レベルで売れてて去年の「新時代」みたくなってるし、あまりリアルタイムのアニメは見ない私もさすがに見てないとまずい雰囲気になってきたので急遽見ました(^^;)。


原作は赤坂アカ(原作)と横槍メンゴ(作画)による漫画。週刊ヤングジャンプで連載。

赤坂さんは「かぐや様は告らせたい」、横槍さんは「クズの本懐」の作者でビッグコンビですね!

4-6月クールで初めてアニメ化されたのですが、第1話が異例の90分という映画並みの長さで、原作の人気の高さが伺われます。

そしてこの第1話が神回と言われているので、何はなくともまずは見てみてください。プロットからしてネタバレになるので何も喋れないですw


アニメーション制作は、「NEW GAME!」、「ダンベル何キロ持てる?」、「ほうかご堤防日誌」等制作の動画工房

線がクリアで絵が綺麗。何より女の子がみんな可愛い(^^)

個人的一推しはめむちょ。二推しは有馬かなちゃんかな〜。

群像劇的スタイルで各キャラクターを深掘りしていく描き方もgoodですが、これだと1クールでは全然足りないですねw

案の定1期終了後、即2期の制作が発表されてました。話題性も抜群でしたしね。


私くらいしか考えないだろうなシリーズwを書きます。

この作品を見ていて、人間というのは生きている間はずっと何かの役を演じ続けているんだよなと考えました。

例えば、会社で言えば上司として、部下として、客としての演技。学校で言えば、教師として、生徒として、事務の人としての演技。家族で言えば、親として、子として、兄としての演技etc.

「この場面でこういう行動や発言をするべき」と相互に求め合っているのが社会であり、その期待に沿わない演技をすると相手を戸惑わせることになります(それを作中では「演技はコミュニケーション」と言っていました)。


そして、演じることは結果的に自分を守ることにも繋がります。

演じている自分は本当の自分とは違うことが多いです。会社に行きたくないのに行っている自分なんかはその典型ですよね。

また、年齢や環境の変化によって演じる役が変わっていくので(学生から社会人へ。子から親へ。部下から上司へetc.)、どれが本当の自分かなんていうのはナンセンスな議論です。

その際、仮に演じている役を批判や否定されたとしても、それは自分の外側を覆っている"膜"を否定されたに過ぎず、本当の自分を否定されたのではないと考えることができれば、自分の心を守ることができます。

作中ではSNSがクローズアップされていますが、そのようなものが氾濫する現代における生き方みたいなものも提示されているような気がしました。


最後に軽い話を(^^)

エンディングテーマは女王蜂の「メフィスト」という曲なのですが、アニメのラストからこの曲への入り方がめちゃくちゃ好き。

各回のタイトルが最後に出て、イントロが流れると毎回ゾクゾクしましたねw