GARNET CROWは解散から6年が経ち、思い出にできつつあるけど、Kalafinaはまだ無理だなあ。
ランダムで音楽を聴いていてふとKalafinaの曲が流れると、ドキッとして泣きそうになるくらいですからねw
Kalafinaは2008年に活動を開始した女性3人組ボーカルユニット。
劇場版アニメ「空の境界」の主題歌を歌うプロジェクトユニットとして誕生し、その後10年にわたりアニソン界にはなくてはならない存在となりました。
代表的なアニメとしては「魔法少女まどか☆マギカ」、「黒執事」、「Fate」、「イヴの時間」、「アルスラーン戦記」と多岐にわたりますが、加えてNHKの「歴史秘話ヒストリア」のテーマソングも担当しているため、10代から60代まで幅広いファン層となっています。
私が初めてKalafinaに出会ったのは2014年の夏頃、「劇場版魔法少女まどか☆マギカ」のエンディングテーマだった「君の銀の庭」です。
まどマギもKalafinaも特に知らなかったのですが、いつものように数十枚のシングルCDを無作為に借りて流し聴きしてたところ、妙に耳に残る曲がある。
その理由は、Kalafinaのプロデューサーである梶浦由記さんが得意とするワルツのリズムにありました。
それまでのJPOPにはほとんど見られないリズムで、私は個人的に「8分の6拍子マジック」と呼んでいます(^^)
それをきっかけに他の曲もYouTubeで検索したら出るわ出るわ。
自分の身体に染み込んでくる曲ばかりです!
出会いはいつも突然に訪れるんですねえ。
Kalafinaの特徴を一言で言うと「ハーモニー」(「Harmony」はファンクラブの名称にもなっています)。
高音のWakana、中音のHikaru、低音のKeiko、3人の抜群のコーラスワークが最大の魅力です。
個人的にはKeikoが好きで、迫力のある低音はぜひライブで聴いてほしかった(過去形…)。
加えて、梶浦さんが生み出す壮大な世界観の楽曲も凄い。
先述の8分の6拍子マジックに加え、宗教音楽にも通じるような物哀しくも力強いアレンジは、ロックでもバラードでも強い衝撃を受けます。
アニソンを芸術に昇華させたといっても過言ではないのでは??
しかし出会いと同様、別れも突然に訪れます。
2018年1月、10周年記念イヤーの日本武道館コンサートの直前、梶浦さんの事務所退社が伝えられます。
後を追うようにKeiko、Hikaruも退社し、Kalafinaは空中分解。
公式の発表はありませんが、解散…なんでしょうね。
なんというあっけない幕切れ…。
おススメCDを。
活動休止後、申し訳程度にリリースされたベストアルバム「Kalafina All Time Best」は、やはり心が込もっていなかったのでパス。
まず買うべきは2014年に発売されたベストアルバム「THE BEST "Blue"」と「THE BEST "Red"」です。
この2枚だけでもKalafinaのかなりの部分をカバーできますが、その後に発売された最後のオリジナルアルバム「far on the water」とシングル「into the world」。ここまでで95%。
そして2016年の冬に届けられたクリスマスソングとアコースティックアレンジされた曲を集めた「Winter Acoustic "Kalafina with Strings"」。ここまで押さえたらパーフェクトですね!
ありがとうKalafina。
間違いなく病気後の私を支えてくれたのは貴方達だよ。
再結集する日をいつまでも待っています!