大切なことはすべて音楽とゲームとマンガから教わった

ひきこもり系三大趣味について心に浮かぶことを書き留める

未来のミライ

昨年公開された細田守監督の最新作。見ました。

世間では賛否両論とのこと。

うん、確かにこれは見る人を選びますかね…。


まず、現在子育て中の人または子育てがひと段落してホッとしている人には、「あるある」の連続で最後まで楽しめると思います。

一方で、明快なストーリーとかハラハラドキドキっていうのはない映画なので、まだ子供のいない若い方やホントの子供には少し退屈かもしれません。

おじいちゃん、おばあちゃん世代の方は…まあ人それぞれかな。

そういう意味では村上春樹さんの小説への賛否両論に似てますね。


これは未来ちゃんのお話…ではなく、未来ちゃんのお兄ちゃん「くんちゃん」の成長物語です。

トトロでも描かれたことですが、子供というのは他の人には見えていない妄想・空想の世界で過ごしており、その中で自分でも無意識のうちに様々なことを吸収していつのまにか成長しているものなんですね。

大人は大人で、誰もが初めての子育て体験に悩みますが、実はその悩みは子供の成長には結構無関係。

だからといって、無関心・無気力は絶対ダメで、どれだけ子供の成長の役に立っているかは分からなくても、自分のポジションでもがきながら全力を尽くす。

これが子育てなんだと思います。子育てに正解ってないですから。

この映画を見てあらためてそのことを感じさせられました。


それにしても、くうちゃん家のデザイン!

デザイナーズハウスという設定ですが斬新ですね〜。

あんな家に住んでみたいです(^^)