大切なことはすべて音楽とゲームとマンガから教わった

ひきこもり系三大趣味について心に浮かぶことを書き留める

ブラスバンドとT-SQUARE

昨年から地域のブラスバンドに所属し、楽しく演奏させてもらっています。

ブラスバンドって、学校の部活動でも盛んに行われているので、それだけでひとつの音楽ジャンルっぽくなってますよね。

私自身は今まで一度もそういう経験はなかったので知らなかったのですが、ブラスバンド界においても昔から何度も演奏されている定番曲というのが存在します。


いくつか挙げてみると…

・宝島

オーメンズオブラブ

・シング・シング・シング

・アフリカンシンフォニー

・エル・クンバンチェロ

・ホールニューワールド

・ジャパニーズグラフィティシリーズetc.


昔からあるクラシック、ディズニーやJ-POPアレンジ曲などもたくさんありますが、なぜかT-SQUAREの曲が多いんです。

上で言うと宝島とオーメンズオブラブ。F1の曲としてあまりにも有名な「truth」も時々演奏されます。

なぜT-SQUAREの曲が多いんでしょう?

理由が分からなかったのでネットで調べてみると、岩井直溥さんと真島俊夫さんという方がキーマンとしてあがってきました。


1970年代までの吹奏楽は非常に真面目な世界で、演奏曲はクラシカルなものばかり。

いわゆる「ポップス」を演奏するなんてことはほとんどない状況でした。

そんな世界にまず新風を吹き込んだのが岩井さん。

岩井さんは、1970年代に非クラシカルな吹奏楽曲を多く作曲・編曲して、それを「New Sounds in Brass」という名称で楽譜&音源のシリーズをリリースしていきました。


その流れを受け継いだのが真島さん。

「New Sounds in Brass」のアレンジャーとしてデビューした真島さんが、1980年代に宝島やオーメンズオブラブの吹奏楽アレンジをリリースしたところ、全国の吹奏楽部で大人気となり、様々な場所で演奏されるようになったということです。


特に真島さんのアレンジはそれまでの吹奏楽曲に見られなかった華やかさがあり、演奏していてとにかく楽しい。

中高生が中心の吹奏楽界で人気になるのも当然という気がします。

その後も先輩から後輩に楽譜が受け継がれながら演奏が続けられ、今に至るというわけですね。


偉大なお二人に感謝しながら、これからも演奏を楽しんでいきたいですね!