何とこれが記念すべき100本目の記事となります!
100回記念に壮大なテーマで記事を書くことも妄想していたのですが、そんなネタがそうそうあるわけもなく、今まで通り淡々と平常運転で行きたいと思います。
無理すると続かないしね(^^;)
というわけでハルヒの2回目、本作品で最大の議論を巻き起こした「エンドレスエイト」です!
ややネタバレありなので、気になる方はここまでで…。
「エンドレスエイト」とは、2009年版「憂鬱」に組み込まれた話です。
一度しかない高1の夏休みを後悔せずに過ごしたいハルヒは、夏休みの残り2週間をイベントで埋め尽くします。
その内容は、プール、お祭り、花火、セミ捕り、アルバイト、カラオケ、ボーリングetc.とにかくありとあらゆる遊びをSOS団のメンバー全員でこなしていきます。
しかし潜在意識の中で本当の満足を得られていないハルヒにより世界は改編され、夏休み終了と同時に全人類の記憶はリセット、2週間前に時が戻り実に15,000回以上、夏休み最後の2週間を繰り返し続ける、というのが原作のお話です。
ね、ぶっ飛んでるでしょw
しかし問題はここからです。
原作ではたかだか50ページくらいの短編だったのが、2009年版アニメでは実に8週にわたって毎回同じ話が繰り返し放送されたのです!
8月17日のハルヒの電話から始まり、様々なイベントをこなす中で(ハルヒ以外は)自分たちが繰り返しの世界にいることに気付き何とかしようともがくも、何もできないまま8月31日が終わりその週の放送は終了。
翌週はまた8月17日の電話から始まり…という具合です。
今でこそエンドレスエイトは有名になり、8回繰り返されることを知っているので何とか耐えて見ることができますが、リアルタイムで見ていた人達にとっては軽いホラーだったと思います。
だって、今週こそ話が進むかなと思って見始めたらまた同じスタート。
どこかで新しい展開があるかなと期待しながら30分見ても、先週と何も変わらないまま今週も終了。
一週間後、また同じ話から始まる…。
当時はこれがいつ終わるのか分からないわけです。
まるで自分自身がエンドレスループに迷い込んでしまったのではという錯覚に陥った人もいるのではないでしょうか。
しかも放送自体も夏休みの時期だったそうで、まさに夏の夜の怪談ですねw
この斬新な手法に耐えられず途中で挫折する人(多数派)、「今こそハルヒ愛が試される」として耐久戦に突入する人、「これは究極の手抜きだ」と怒りを撒き散らす人、「いやいや、いまだかつてない実験的手法だ」と分析してみせる人…とにかく様々な議論がネット上で巻き起こりました。
しかし毎回ストーリーは同じながら、作画や台詞はすべて新しく作るという力の入れっぷり。
ハルヒをはじめとする主人公達の衣装、場面カット、声優の方々の演技等、すべてが毎回異なっており、ある意味全く違う話を作るよりも難しい作業だったと思います。
従って手抜きというのは当てはまらないと思いますね。
じゃあ何だったのかと言われても、すべてを見終わった後でも結局分からずじまいなんですけどね(^^;)
今でも夏になると残り火のようにエンドレスエイト談義が起こる伝説のアニメ。
(ラピュタのテレビ放送があるたびに「バルス」が話題になるのに似てるw)
アニメの沼にハマり始めたら、いつかは覚悟を決めて見てくださいね!