大切なことはすべて音楽とゲームとマンガから教わった

ひきこもり系三大趣味について心に浮かぶことを書き留める

空の青さを知る人よ

とらドラ!の余勢を駆って、超平和バスターズの最新作「空の青さを知る人よ(空青)」を見ました。

これは…良かった!


実は半年くらい前に、2015年公開の「心が叫びたがってるんだ。(ここさけ)」を見たんですが、今ひとつピンと来なかったんです(^^;)

もちろんここさけも素晴らしい映画なのですが、その差はおそらく自分の年齢のせい。

ここさけは純粋に10代の悩み、葛藤そして成長が描かれるのに対して、空青は主人公のあおいは高校生ですがお姉さんのあかねが30代で、それぞれの悩みが描かれます。

いわゆる「戻れない過去」を抱えながら、いつまでも成長途上のあかね達大人世代を見ていると、すごく勇気をもらうことができますね。


舞台はいつも通り秩父の山あい。

超平和バスターズ的定番ですが、映像が作品を経るごとにどんどん綺麗になっていくので、今回もため息の出るような風景が広がります。

歴代の魅力的なキャラもたくさんいることだし、もう秩父に永住したいですね。聖地思想w

そして先ほどの主人公姉妹のビジュアルもそれぞれ魅力的。あおいの友達の大滝千佳(おおたきちか)さんもいい味出してます。

アニメに限らずただそのキャラを見ているだけで嬉しいというのは、ストーリーとは別のところで重要なポイントですよね。


そしてこの作品は、劇伴音楽がすごく良い。

壮大さ、繊細さ、透明感などの雰囲気が、作品の情景とベストマッチで心を揺さぶります。

作曲者は横山克(よこやままさる)さんで、2010年代の映画、アニメ、ドラマ音楽の中心にいる方です。

代表作はアニメだと「四月は君の嘘」、「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」、「フルーツバスケット」etc.

ドラマだと「七つの会議」、「Nのために」、「わろてんか」etc.

もちろんここさけでも音楽を担当されていたようなのですが、あれ、気づかなかったな〜(>_<)

サントラ欲しい…w


タイトル「空の青さを知る人よ」は、ある有名なことわざの続きの文句なんですが、ご存知でしょうか?答えは作品内で(^^)

私も初めて知りましたが、これがまた作品とベストマッチでしみじみとします。

ぜひ雲ひとつないよく晴れた日に、家に引きこもって見てください!