前回の続き。
6.手紙
5thアルバム「深海」の3曲目。
深海は名盤だと思っています。
「過ぎ去りしあなたへ」語りかける歌。
恋愛にも取れるし、優しかった祖父母や両親等の家族、友人や仕事仲間…あらゆる場面に思いを馳せることができる情感溢れる曲。
好きすぎて自分の結婚式にも使ってしまいました。
結婚式には間違いなく合わない曲だと思いますけどねw
7.ゆりかごのある丘から
同じく深海の11曲目。これも深いですね。
「僕が戦場に行っている間、君は違う誰かの腕の中」。
何かを得ると何かを失うという人生の悲哀を示唆している気がします。
これも恋愛以外の様々なフィールドに思いが拡大していきます。
シングル曲。これは純粋にメロディーラインとアレンジが好き。
基本的にアップテンポな曲が好きなんです。
当時のPHSで着メロが自作できるという機種(エッジ…懐かしい)が出たので、この曲を着メロにしていました。
9.PADDLE
11枚目のアルバム「シフクノオト」の2曲目。
爽やかな良い曲ですね。
通勤中、アルバムを頭から聴き始めて、アコギのカッティングから始まるこの曲が流れてきた時、つい立ち止まってしまいました。
そういう個人的衝撃があったので選曲。
10.彩り
13枚目のアルバム「HOME」の3曲目に収録。
人気曲で後のベストアルバム「Mr.Children 2005-2010〈macro〉」にも収録されました。
「僕のした単純作業が世界の誰かの笑い声を作ってく」。
特に20代の下積み時代、右も左も分からず目の前の仕事に振り回され忙殺されて過ぎていく毎日。
自分の仕事に何の意味があるんだろうと思う時が必ず来るんですが、そんな時にど真ん中から刺してくる曲。
ご多分に漏れず感動したな〜。
以前もミスチルの曲は「王道 of 王道」ということを書きましたが、振り返ってみて改めてそう思います。
人生のそれぞれの年齢において感じたり憧れたり経験したり酔ったりすることを、本当に上手い表現で歌詞に落とし込んでくる天才。
それが桜井さんだと思っています。
だから自分の人生に寄り添ってくれている感覚があるんじゃないかな。
これから50代、60代、70代とそれぞれの年齢でずっとそういう曲を作っていってくれるといいなと思います。