大切なことはすべて音楽とゲームとマンガから教わった

ひきこもり系三大趣味について心に浮かぶことを書き留める

きのこ帝国と佐藤千亜妃さん

佐藤千亜妃さんの最新配信曲「カタワレ」がリリースされました!

フジテレビのドラマ「レンアイ漫画家」の主題歌だそうです。

もちろんドラマは見てないですがw相変わらず良い曲を書かれますね。


佐藤さんは2019年に活動休止となってしまった「きのこ帝国」というバンドのボーカルです。全楽曲の作詞作曲も担当。

私はその1年前くらいに「金木犀の夜」という曲をYouTubeで聴き、その空気感にいっきに持ってかれ、これはハマれそう!と過去作もすべて収集に入ったのですが、残念ながら活動休止となってしまいました涙。

でも佐藤さんはその後もソロでの活動を続けてくれ、きのことは若干音楽性は異なりますが、それはそれで新しい発見もあり嬉しいです(^^)


きのこ帝国の音楽性はオルタナティブ・ロックやインディー・ロックなどに分類されると言われており、ラウドネスでごつごつした中に素朴さも感じさせるサウンドが魅力です。

初めて聴いた時は「くるり」に近いかなとも思いました。

2007年に大学の同級生で結成後、比較的長くインディーズでの活動を行い、2015年にメジャーデビュー。

インディーズ時代含めてリリースした5枚のアルバムはいずれも秀作だと思いますが、個人的にはやはり最後に出した「タイム・ラプス」がおすすめかな。

荒削りなサウンドからスタートして、メジャーデビューと同時に洗練されていき、最後にまた荒削りに回帰した感じで、きのこの良いところが全部詰まっている気がします。

前出の「金木犀の夜」に加え、「ヒーローにはなれないけど」、「中央線」、「夢見る頃を過ぎても」etc.

キャッチーなんだけど体に響く曲が多いです。


ソロの佐藤さんは、とにかくいろいろな曲にチャレンジしている印象で、ロックはもちろんバラード、ジャズ、打ち込み、軽いテクノやヒュージョン的なものまで、ひとつのアルバムの中でも七変化している感じです。

これはおそらく編曲の影響もあるかなと思っていて、バンド時代はある程度コンセプト的なものを決めてそのルールに沿ってアレンジを行っていたのが、ソロになって完全に自由に。

様々な人やバンドと組みながら別々にアレンジを行っていくうちに、一見統一感がないと思ってしまうほどのアルバムが出来上がったのではないかと思います。

じゃあ聴きづらいかというとそんなことは全然なく、特に2019年にリリースしたアルバム「PLANET」などは、聴けば聴くほどその起伏にこちらの体が馴染んでいきます。

最後には「あれ、これ全部同じ人が歌ってるの?違うアーティストじゃないの?」という不思議な感覚も味わうことができ、それだけ1曲1曲をしっかり考えて作っているんだなあと感じます。

ある意味すごい才能ですよね。


あ〜、でもやっぱりきのこ帝国活動再開してくれないかな〜w