大切なことはすべて音楽とゲームとマンガから教わった

ひきこもり系三大趣味について心に浮かぶことを書き留める

ボカロ

そろそろ市民権を得てきたかなあ。

最近ではあえてボカロの声に似せた歌い手さんも増えてきましたし。

今をときめく米津玄師さんも、元々は「ハチ」名義のボカロPだったし。

そんなボカロ曲について書いてみます。


ボカロ曲とは、音声合成ソフト(ボーカロイド)を使って作った曲のことを言います。

一般的には「初音ミク」が有名ですが、それ以外にも声質によって「鏡音リン・レン」、「IA」、「GUMI」etc.様々な種類があります。


初音ミクは美少女のイメージをお持ちの人が多いと思いますが、実際にソフトをインストールしてもあの美少女はいっさい出てきませんw

メロディを作成するための五線譜が表示された画面に、ひたすら音符を配置していくだけのかな~り地味な作業になります。

じゃあ、美少女の映像は??となりますが、こちらは別の映像製作ソフト(どんなのがあるかはよく知らないw)を使ってまったく別に作ります。

またボーカロイドはあくまでボーカルだけを作るソフトなので、他の楽器の打ち込みはできず、こちらも別のソフト(Cubase等)を使って作ります。

このようにバラバラに作ったすべてのコンテンツを組み合わせて、ひとつの作品を作り上げるわけです。

YouTubeニコニコ動画で目にする動画は1本作るのに相当な労力がかかっており、だからこそ共同製作的な作品が多いです。

私にはとても真似できないですねえ。特に映像が…(^^;)


初音ミクを製作・販売した会社クリプトン・フューチャー・メディアは、パッケージイラストである初音ミクを(非営利であれば)著作権フリーにしました。

これは、誰でも自由に初音ミクの二次創作が可能になるということを意味しています。

これにより多くのユーザーが自分なりの初音ミクを製作し、ボカロ曲と合わせてYouTubeニコニコ動画に次々と公開。

一大コンテンツへと成長していきました。


ボカロ曲で一番有名なのは「千本桜」でしょうか。

でも商業的に最も大きく展開されたのは「カゲロウプロジェクト」かなと思います。

これはボカロPの「じん」が、「カゲロウデイズ」を皮切りにストーリー性を持たせた複数の動画を公開したもの。

中高生を中心に人気に火がつき、CD、小説、漫画、アニメ、映画、グッズとクロスメディア展開されていきました。

もちろんうちも、家族総出でハマっていましたよ(^^)


個人的に一番好きなボカロ曲は、kemuの「地球最後の告白を」です。

これは何度聴いても涙が出てしまう…。

朝の通勤電車で何度号泣したことかw

これをドラムで叩くことができたら、ホントにドラム卒業でもいいかなと思うけど、めっちゃ難しいんですよね…。

そもそもボカロ曲は人間が演奏することを想定して作られていないw

 

 

初めて聴くと「何、この声??」と拒否反応を示す人が大半。

でも聴き続けるとじきに慣れ、その後は良くも悪くも奥深さが出てくる世界。

多くのプロのアーティストもリスペクトを込めてカバーしている曲多数。

そんなボカロの世界にあなたも足を踏み込んでみてはいかがでしょうか?