大切なことはすべて音楽とゲームとマンガから教わった

ひきこもり系三大趣味について心に浮かぶことを書き留める

ガールズ&パンツァー

パンツァーとはドイツ語で「戦車」という意味だそうです。

なぜ日本のアニメは英語と他の言語を混ぜることが多いのかという議論もあるようですが、そもそもアイドルと田舎(ラブライブ!サンシャイン)とか、美少女とマイナー楽器(響け!ユーフォニアム)とか、萌えキャラと筋トレ(ダンベル何キロ持てる?)とか、アンマッチなテーマで引きつけを行うことは2010年代アニメの最大の特徴ですよね。

タイトルもその「引き」のひとつなのではないのでしょうか。


さて本作も「美少女と戦車」というその典型のような設定。

華道とか茶道と同じ位置づけの「戦車道」という部活動が盛んに行われている世界で、戦車道の家元の娘(西住みほ)が転校先の弱小戦車道部で奮闘する物語w

設定はぶっ飛んでるし、アニメ史上最大級に短いスカートをはいた女子高生達が戦車を動かすとかあり得んだろ…とかツッコミどころは満載ですが、ベースストーリーは弱小チームが全国の強豪校を撃破していくという王道のスポーツ物に仕上がっています。

リーダーシップのあり方とか考えさせられるところも多く、最後は爽やかな感動に包まれます(^^)


見所1つ目は、やはりというか戦車に関する会話がやたらマニアックであること。

「Ⅳ号D」とか「マチルダ」とか戦車の呼び名はもちろん、「稜線射撃」とか「ゼロ距離射撃」などの戦い方に関する用語も女子高生の口からポンポン飛び出しますw

でもこれはこういうテーマ物のアニメにはよくある光景で、どのアニメも考証には絶対に手を抜かないのがお約束。

そこの手を抜いて美少女だけでごまかすと、すぐにバレてファンは離れるという時代です。

あくまで「戦車アニメ」であるという軸をぶらしてはいけないということですね。


見所2つ目は、登場人物の多さ。

主人公みほのチームだけでも20人以上、対戦チームも合わせると40人くらいキャラ付けされた人物が登場するんじゃないかな。

これは「キャプテン翼」や「キン肉マン」なんかと同じで、視聴者それぞれに「推しキャラ」が自然とできる作りになっているなと思いました。

ライバルチームにも魅力的なキャラが多いんです。

キャプ翼で言えば、松山君や三杉君、立花兄弟みたいなw


で、私の推しキャラ1位ですが、迷うことなく生徒会長の角谷杏(かどたにあんず)。

普段は飄々として大雑把な性格なのですが、実際は冷静沈着にしてリーダーとしての熱さ、包容力もあわせ持つカッコいいキャラです。

次点でみほの同級生、武部沙織(たけべさおり)。

恋に関する知識は豊富ながら交際経験はゼロ。

恋に恋する姿をいつも突っ込まれ、見ていてとてもほんわかするキャラです。

メガネ姿もグッドw


さて、止まらなくなりそうなのでこのあたりにします。

萌え系アニメと誤解されがちですが(実際そういうところもありますがw)、結構しっかりしたアニメなので、食わず嫌いせずご視聴をお勧めします(^^)