大切なことはすべて音楽とゲームとマンガから教わった

ひきこもり系三大趣味について心に浮かぶことを書き留める

夏目友人帳

こちらも人気ランキング常連の名作。

原作はLaLaにて連載の漫画作品。

アニメは2008年スタートで、第6期まで放送されており、2018年には劇場版も公開されています。

推しも推されぬ人気作品ですね!

またまた遅ればせながら、第1期13話を見ました。

1期だけで語るリスクはCLANNADで経験済みですが、これも記録なので書いておきます。


誰もが抱く感想だと思いますが、この作品からは徹頭徹尾、緩やかな空気感が流れ出ています。

田舎の雄大な自然、祭りや花火などの古き良き日本の文化、主題歌も含めた静かで穏やかな音楽etc.

癒しの空気を支えている一番手はやはり「ニャンコ先生」でしょうか(二番手で子狐かな)。

ニャンコ先生は元々は斑(まだら)という上級の妖怪なのですが、ふとしたとこから自称用心棒としてデブ猫の姿で夏目と生活を共にします。

普段はただのギャグキャラなのに、いざという時はめちゃくちゃ強い力で夏目を守る、そのギャップにも萌えますね。

何となく、ドラえもんを彷彿とさせます。


次に人間側の癒し代表は、夏目が居候させてもらっている家の藤原夫妻です。

まず奥さんの塔子(とうこ)さん。夏目の世話をかいがいしくしてくれるとても優しい人なのですが、極度の心配性なのが玉にキズ。

妖怪絡みの事件に巻き込まれ、しばしば家を空ける夏目のことを「大丈夫かしら?大丈夫かしら?」とおろおろ。

でも数日後に帰ってきた夏目に対しては、実の母親のように厳しく叱ってくれる面もあり、とにかく愛情が前面に出てくる存在です。あったかい。

それを温かく見守るのが旦那さんの滋(しげる)さん。

絶対的安定感!複雑な環境にいる夏目と、なかなか子離れ(?)できない塔子さんを穏やかに笑いながら包み込んでくれます。

あまり台詞には出てこないけど、「きっと大丈夫だよ」といつも言ってくれてるような気がしますね。


ストーリーの見所は、妖怪達が持つ遠く悲しい記憶の数々。

夏目の祖母のレイコさんが、妖怪達との決闘に勝ち「友人帳」に名前を封じ込めているというのが基本設定なのですが、それらの妖怪がレイコさんと交わした「約束」が涙を誘います。

封じ込められた妖怪達も基本的にレイコさんを慕っているんですよね。そしてそれぞれに事情を抱え、レイコさんとの約束に縛られている。

妖怪それぞれの事情という点では、鬼滅の刃の鬼に近いものがあるんじゃないかなと感じました。

当然あそこまでグロテスクじゃないですけどね。それぞれの正義という意味で。


さあ今日もお仕事で疲れたあなたの心に夏目友人帳

ED曲が流れる頃には心が落ち着いていること間違いなし(^^)

まずは第1期だけでもいかがでしょうか?