大切なことはすべて音楽とゲームとマンガから教わった

ひきこもり系三大趣味について心に浮かぶことを書き留める

SHIROBAKO①

P.A.WORKS最高傑作の呼び声も高い作品。

昨年には劇場版の公開も行われました。

テレビ放送分24話を見終わりましたので書きます!


早速ですが、タイトルの「SHIROBAKO=白箱」とは何でしょうか?

これは映像業界で、完成した映像を収めたビデオテープを指す用語で、慣例的に白い箱に入れて配られていたため白箱と呼んでいるそうです。

当然今ビデオテープは絶滅危惧種なので、アニメでもDVDで配られていましたが、もうDVDですら古くなりつつある中、今後は動画ファイルやアドレスを白箱と呼んでいくのかもしれませんね。


というわけで、本作はアニメの制作現場を描くアニメです。

主人公の宮森あおいを中心とするメインキャラ5人は、高校のアニメーション同好会の仲間達。

「いつかこの5人でオリジナルアニメを作ろう」と誓い合って(ドーナツの誓い^^)高校を卒業後、あおいは「武蔵野アニメーション」というアニメ制作会社で制作進行、その他のメンバーは原画、声優、脚本、3DCGと別々の道を歩み始めます。

もちろん現実はそんなに甘くなく、仕事や人間関係等様々な社会の壁にぶつかり悩むことに…。

それでも同僚や友人にも助けられながら、前を向き夢を追いかけていく物語です。

最初は少しストーリーがもたつく場面もあるのですが、登場人物が把握できる頃には感情移入もできるようになり「次、次」という展開に。最後は一気でしたねw

何よりさすがのP.A.WORKS。絵が抜群に綺麗です。


本作は「花咲くいろは」に続くP.A.WORKSの「働く女の子シリーズ」第2弾。

すなわち「お仕事アニメ」となっており、実際に会社で働く社会人の心に刺さる言葉がこれでもかというくらい出てきます。

特に会社に入って最初の壁にぶつかる社会人2-3年目くらいの方に、ドンピシャで効くんじゃないでしょうか。

どんな言葉があるかを列挙するだけで1記事書けそうなので、真面目に次の記事で書こうと思います。

とにかく、見てると仕事をする気になることは確かです。サザエさんの時間にこれを見たらいいんじゃないかなw


それにしてもアニメ制作という仕事は大変ですね。

一番大変だなと思うのは、スケジュール通りに仕事が進むことが皆無だということ。

これは、1本のアニメを作るのにめちゃくちゃ多くの人が関わっていることがその要因だと思います。

今のアニメは、元請けまたはオリジナル作品を作るアニメ制作会社が、1社でその作品を作ることは(よほどの大手でない限り)ありません。

各話、各パート毎に、原画、作画監督、3DCG、背景、美術監督、音声etc.多岐にわたる作業を外部の協力会社やフリーのイラストレーターに外注しながら作品を作り上げていきます。

完全な分業、流れ作業となっているため、1人でも期日を守れない人がいると全体のスケジュールに影響を及ぼすことに…。

それを調整していくのがあおいが務める制作進行なわけですが、こっちで尻を叩きながら、こっちからは怒られと、完全に板挟みでホントに大変な仕事です。

でもその分、作品が完成した時の感動は何物にも代え難く、エンドロールに自分の名前がクレジットされているのを見たら絶対泣くレベルだと思いますw

エンディングクレジットを見ても、本当にたくさんの方が関わっているのが分かりますよね!


さて、まだまだ書きたいことがあるので、久し振りの2分割にさせていただきます。

今回はここまで!