今月もネットがざわついてましたね〜。
6月9日に単行本最終巻が発売され、とうとう、とうとう…名実ともに完結となりました!
最終巻では、別冊マガジンの最終話にさらに数ページ加筆されており、そこもまた良いです!
発売日の翌日、朝の電車の中で読み始めたのですが、もう涙が止まらない。
誇張なしで次から次へと涙が溢れ出てきて、終盤のリヴァイの台詞で完全にページをめくれなくなってしまいました。
それまでぐすぐす程度でマスクもしてたし何とかバレずに済んでいましたが(ホントか?)、「これページめくったら絶対に声出して号泣してしまう」と危険を察知しそっと本を閉じました。
これは「となりのトトロ号泣事件」に次ぐ事件だな…。まあ最近は朝の電車で泣いてることは日常茶飯事ではあるのですがw
もちろん詳細は絶対に書けませんが、キャラクターごとに張り巡らされた伏線を、ほぼほぼ綺麗に回収してくれたことが良かった。
・エレンの「巨人を駆逐してやる」の意味
・ミカサの「マフラーを巻いてくれてありがとう」の意味
・104期生の覚悟と絆
・リヴァイと調査兵団
・ジークの悲哀
・始祖ユミルとはetc.
そして、これどうやって最後まとめるんだろうと心配になるくらい絶望的な状況に陥っていく物語でしたが、ラストも「進撃の巨人らしい」終わり方になっており私的には満足の行くものでした。
「鬼滅の刃」や「約束のネバーランド」等、最近のアニメに共通するテーマは「正義と正義のぶつかり合い」。
それぞれに信じる正義があり、正義と正義がぶつかり合うことで避けられない対立が生まれ、不幸な戦争が繰り返される。
誰が正しいというのは絶対に言えない世界なんです。現実と同じ。
進撃の巨人はまさにそれを壮大な規模で体現した物語であり、最後にどのような結論に落とし込んだのか…それは皆さん自身で確かめてみてください。
最後に、これから進撃の巨人に触れようとする方へ。
この物語は1回ではなかなか理解が難しく、いろいろな媒体で触れつつ、様々な考察をすることでようやく理解できるものです(いまだに理解できてない部分もある(^^;)。
私としてはまずアニメから入って世界観を理解した後、原作で細かい部分を確認していく手順がおすすめ。
ストーリーはアニメと原作ほぼ一致なのでどちらから入っても大きな問題はないのですが、情報量は原作の方が多いので、原作から入ると消化不良になる可能性があります。
なので、作画も綺麗で台詞も主題歌もあるアニメから入ると、すんなり乗っていけるんじゃないかなあと思います。
諫山先生、11年半にわたる長期連載お疲れ様でした。
こんなにも心を揺さぶる物語をありがとうございました。