大切なことはすべて音楽とゲームとマンガから教わった

ひきこもり系三大趣味について心に浮かぶことを書き留める

GOiNG TO DESTRUCTiON(BiSHのアルバム)

ゲオ大量レンタルシリーズ第2弾。

BiSHが2021年8月にリリースした最新アルバム「GOiNG TO DESTRUCTiON」です。

(iを小文字で書くのがBiSHのポイントですね!)


BiSHの現在のキャッチフレーズは「楽器を持たないパンクバンド」。

パンクかと言われるとちょっと違う気もしますが、全編を通してスタイリッシュロックなテイストで構成されていて個人的にはかなり好き。

他のアーティスト同様、メジャー化が進むにつれてアレンジやミキシングもクリアなものになっていくので、昔のBiSHに比べると非常にキャッチーで聴きやすいアルバムになっていると思います。


メンバーも作詞に参加している各曲の内容は、10代の葛藤を強く打ち出したものになっています。

「言いたいことなんてない」

「世界は自分とは関係なく進む」

「自分なんてちっぽけで無力な存在」

「でも信頼できる君となら足掻き続けられる」

「自分だけのやり方でいつか見返してやれ」etc.

叫ぶような歌い方と相まって、どの曲も非常に心に響いてきます。

特に、先日のミュージックステーション35周年記念スペシャルで椎名林檎さんと共演したアイナ・ジ・エンドさんのハスキーボイスは、今のBiSHのスタイルをいちばん表しています。

そちらの映像も機会あればぜひご覧ください。


個人的推し曲をピックアップします。

が、正直アルバムのどの曲もおすすめなのであくまで一例ということで。

・CAN WE STiLL BE??

1曲目からソウルフルな楽曲でテンション上がる!

こういうアップテンポの曲が大好きなんです。

・STACKiNG

「キングダム」主題歌のため、めちゃくちゃキャッチー。聴きやすい。

・I have no idea.

「言いたいことがない」w

誰もが一度は経験したことがあるのでは?

面白いんだけど深いです。

・BROKEN

壮大さすら感じさせるメッセージソング。

大事なものほど壊れやすい。だからこそ今を大切にしよう。

・STAR

これも切ない。ラストにふさわしい楽曲。

「僕は君の何かになれたかい」。涙。


このままベストアルバムにしてもいいんじゃないかというくらい、今のBiSHが等身大で出ている気がする本作。

一生懸命走り続けて、とうとうここまで辿り着いたんだという感慨のようなものが伝わってきます。

紅白も決まりましたし、この機会にぜひ1枚いかがでしょうか?

感触良ければ2020年にリリースした2枚組のベストアルバム「FOR LiVE-BiSH BEST-」にお進みください(^^)