大切なことはすべて音楽とゲームとマンガから教わった

ひきこもり系三大趣味について心に浮かぶことを書き留める

ひぐらしのなく頃に

1期26話を見終わったので書いてみますが、このアニメは怖い!ヤバい!本当にヤバい(2回言うw)。

アニメ初心者の方はもちろん、中高生やもちろんお子様にもおすすめできません。

十分に人格形成された成人の方で、いわゆる深夜アニメを50作品以上視聴して、そろそろ見るものもなくなってきたかな〜という段になってようやく手を出していい作品です。

上記条件をクリアした私でも直視できない場面があったくらいですので(^^;)


基本ジャンルはホラー、ミステリー。

原作が2002年からリリースされたPCゲーム(サウンドノベル)で、謎が謎を呼ぶ展開はミステリーとしてはかなり面白いと思います。

ヤバいのはホラー部分。

元々表現がグロテスクと聞いてはいたのですが、ちょっと想像を超えました。

特に舞台が古い因習の残る村で、そこで行われる拷問の描写はキツかったです。

思い出しても、う〜ブルブルってなるw


でもこの作品を見て、人が何に恐怖を覚えるのか、恐怖を掻き立てる表現手法にはどんなものがあるのかを知ることができました。

まずこのアニメ、キャラクターが2000年代アニメ特有の萌えを感じさせるデザインで、とても可愛いです。

日常パートではちょいちょいギャグも挟まれ、ウッフキャハハしてる可愛いキャラ達が突然豹変して殺人鬼になったりする。

そのあまりにも大きなギャップが人に恐怖を覚えさせます。


それから目の描き方。

普段は黒眼が大きく可愛く描かれているのですが、キャラが怒りや恐怖を覚えるシーンになると黒眼が小さく白眼が大きく描かれます。

また目の周りに歪んだ皺のようなものが加えられることにより、一瞬でこの顔怖いと感じさせるものになります。

プロの仕事ですね。


さらに個人的には、主要キャラの竜宮レナが多用する語尾の繰り返しも恐怖を感じさせるものでした。

例えば「今日の部活は何をするのかな?かな?」のように語尾を繰り返すことが多く、これも最初は萌えの要素として見ていました。

しかし、豹変時には「圭一君は何でここにいるのかな?かなあ?」とちょっとドスのきいた声で繰り返されるので、恐怖感を倍増させる表現に。

それ以降、日常パートでの語尾の繰り返しも何か裏があるんじゃないかと疑心暗鬼に陥ることになりましたw

ある意味すごい表現手法です。


1期26話はかなりの部分が「問題編」という謎提示パートで、怖い事件の連続でした。

逆に2期24話はかなりの部分が「解答編」のようで、1期と2期はセット視聴必須ですが、全体の把握も進んだし1期よりは安心して見られるかな?かな?

でもまだ油断はならないなw

不思議なもので、あんなに怖い思いをしたのに、やっぱり先が気になるというか、謎の真相を知りたいという気持ちが強くなり、ついつい次の話を見てしまうんですよね。

これが人間の「怖いもの見たさ」というやつでしょうか。


でも、やっぱり、視聴注意です!w