間違いなく今年の上半期にバズったJ-POPランキングに入るであろうこちらの2曲について考えてみます。
いずれも曲調はポップ、歌詞も一度聴いたらんんっ!と惹きつけられるキャッチーなものです。
TikTok界隈でバズり、ランキングに入ってくるのは完全に現代の特徴。
共通するキーワードは「自己肯定感」。これを意識して見ていきましょう。
まず「可愛くてごめん」から。
クリエイターユニットHoneyWorksの制作。ハニワも十分にメジャーになりましたね。これもまとめたいが今回の主題ではないので割愛。
ハニワの「告白実行委員会」という楽曲プロジェクトに登場する中村千鶴(なかむらちづる、別名ちゅーたん)のキャラクターソングとして動画公開。
さらに連動するアニメ「ヒロインたるもの!」で早見沙織さんがCVを担当し、早見さんVer.の動画も公開されています。
千鶴は普段は黒髪、黒縁眼鏡の地味な印象なのですが、男性アイドルユニットLIP×LIPの「推し事」中はこじらせメイクのちゅーたんに変身します。
安易な同調をしないため周りからは変わり者と陰口を叩かれますが、「私は私」という姿勢を貫き自分の好きなことを一番大切にするキャラ。
「自分の味方は自分でありたい」
「一番大切にしてあげたい」
「理不尽な我慢はさせたくない」
「それが私」
ブリッジのこの歌詞から特に強く自己肯定感の時代を感じます。
そして、
「可愛くてごめん」
「自分磨きしててごめん」からの
「ムカついちゃうでしょ?ざまあw」という煽りw
ホントに今っぽくて逆に微笑ましくなってしまいます。
とにかく自分の気持ちを前向きにしてくれる曲ですね。
次に「エジソン」。これはまた面白い曲ですよ。
2022年2月に水曜日のカンパネラの楽曲としてリリース。
昨年SNS上で多数の動画に使用され、1年経った現在J-POPランキングでも長期にわたり上位を維持しています。
本当は発明家になりたいのに音楽家としてブレイクしてしまったアーティストの歌w
「踊る暇があったら発明してえ」
「歌う暇があったら発明してえ」
「そんな発明王に俺はなる」
こちらも叶えられてはいないものの自分の欲求をストレートに出してきます。
そして、
「踊るエジソン 自尊心」×2
「歌うエジソン ジソン心」×2
というこれまた流行りの韻を踏むスタイルからの自己肯定感押し出しの歌詞!
自尊心という言葉をどう捉えるかは難しいところですが、私はこれはアーティストになって頑張っている自分も、まだ発明王になる夢を諦めていない自分もどちらも認めてあげたいと言っているんじゃないかと考えました。
まだまだ頑張ろうぜ〜と思わせてくれる良い歌ですね。
ということで、相変わらずこんな小難しいこと考えるのは私くらいシリーズでした。
とりあえずバズってはいるので、ぜひ聴いてみてください!